2013/07/12

雨時々ヤブ漕ぎ、ダニのちヒグマ!

嗚呼、遥かなる知床岳

いやはや久しぶりの知床である。
といってもウトロや羅臼には流氷や観光でちょいちょい来てるんだけども、
ワイルドな冒険旅が久しぶりなのである。

前回のプチワイルドな冒険旅は3年前の知床縦走。
このときは熊の親子に行く手を阻まれて敗退・・・。

知床岬まで歩いたり、その先をウトロまで泳いだりの大冒険も
10年以上続けてきたけど、
世界遺産のおかげで面倒くさいルールができたり、
いつもお世話になってた『熊の穴』(行き止まりにあるお店ね)の
おっちゃんが亡くなったりと、
ここ最近はめっきり足が遠のいてた知床ウィルダネス。

しかし、今回は関東からやって来た精鋭たちとともに
これまた10年ぶりの知床岳を攻めて参りました。

さてさて、その結果はいかに・・・?


まずは初日。
ご存知の通り、知床の意味はアイヌ語で『シリエトク』
そう、大地の尽きるところ、つまりは地の果てってことですね

そんな遠い場所に行くには移動も大変でございまして・・・。
ボクは赤井川から500kmの大移動。
関東チャレンジャー組を女満別空港で拾い、
なぜか知床ツアー終わりの大輔たちとニアミスしつつ、
道路の終点、相泊港に着いたのはほぼ深夜。


ここまでの旅の疲れを癒すために、
まずは海岸っぷちにある秘湯相泊温泉でカンパイ!


翌朝、今にも降りだしそうな空模様の中、
キケンな場所へ突入です


いまさらですが、知床岳は登山道のない山でございます
だから、相当な体力と地図読み能力と、熊やダニとの戦いなど、
まさにウィルダネスな要素がたっぷりな山でありんす。
今回は、クマが闊歩する海岸を歩き、
そこから沢伝いに稜線の台地へ出て、
そこからヤブ漕ぎで頂上を目指すという作戦です。。


ところが・・・、
海岸から沢に突入したあたりで土砂降りの雨。
あ、今回も妖怪アメフラシがいたんだっけ(ToT)
道は泥ドロでスリッピーなため、
予定の知床沼はあきらめ、青沼のほとりで野営決定!


で、翌朝3時起。14時間行動の予定でアタック開始!
余分な食料などはこうして木にぶら下げときます。。
熊対策のためね!


サクサク登り、振り返ると雲海に浮かぶ国後島


荷物が軽いので快調に崖の稜線を詰めていきます


このポロモイ台地からが試練の連続でした。。
経由地の知床沼までは明瞭な踏み跡があるはずが、
ここ数年入山者が減少していたためと、
遅い雪解けのためササが寝ててなかなかルートを見つけれず、
ここで1時間ちょっとの時間ロス。。


結局ルートは見つけたものの、
急変した天気とタイムリミットを考え、知床沼で潔く敗退!

ここは以前は多くの人たちが野営をしてたんだけど、
遺産選定後、キャンプ禁止となっていた場所なのだ。
いろいろあってこの7月からモニター的に野営が解禁となったけど、
積極的な使用は勧めていないとのことなので、
これから知床岳を予定している人は事前にチェックしてね。


ということで、帰りはのんびり遊びながら・・・
標高を下げるとお天気も良くなり、
最近見なくなった雪のトンネルでひと休み!


ハートフルな雪渓の出口で、
『君に幸せあれ!』


と思ったら、出てきた出てきた山親父♪
千秋庵の山親父♪
って、北海道人的CMネタですが、
海岸に下りるとついに大御所の登場です!


そんな山親父をやり過ごしたあとは、
ただのオヤジ、F村氏のケツの割れ目に食いついたダニを緊急オペ!

ワイルドな海岸でオヤジのケツをカリッチが掘る!!
なんとも微笑ましい光景ですな(笑)


いま巷で話題になっているダニくんですが、
よくササヤブで噛まれるのはこんな感じです。
今年の北海道は例年にも増してダニ被害?が多いようなので、
みなさん気をつけましょうね~


ということで、すっかりお天気が回復した予備日は、
F村氏の希望で尾岱沼のホッカイシマエビを食しに野付半島へ

甲殻類アレルギーのカリッチは、
ふてくされてナラワラの海をコギコギ。。


で、これがホッカイシマエビ天丼!
フツーはボイルしたやつが有名だけどね。。


そして最後は我が北見に戻って焼肉祭り!
見て!この牛タンの厚み(^^)
ヤブ漕ぎが辛いときはいつもこの画を想像して頑張りました!


最後は知床とは全然関係ない感じとなりましたが、
やっぱり知床(特に人のいない場所は)は『いいね!』
ということで、知床岳大冒険な旅、おしまい。。



2013/07/03

6/27 業務連絡


私事ですが・・・、
先日、44年間の独身貴族生活にピリオドを打たせて頂きました(^ ^)ゝ
この年で『結婚しましました!』と言うと、
かなりの確率で『何回目?』と聞かれるのですが、
正真正銘の初婚でございます。

GW明けにひっそりと入籍を済ませてたのですが、
ボクの仲間はそんなことを許しません。

そう、我らが『なまら癖-X』(詳しくはググッてみてね)の面々は、
わざわざ遠征先のグリーンランドから衛星携帯電話をよこし、
『忙しい僕等がピンポイントで集まれるのはこの日ですから!』
と半ば強引に日取りを決め、帰国後もテキパキ事を進め、
ついには心温まるキャンプパーテーを開いてくれたのでした。
どうせならお嫁さんの思い出に、とチャペルで人前式まで・・・。

なにから何まで手作りなのがとても嬉しく、
トッチーの神父さんは予想通りのコメディタッチで、
雨も降ったけど、蚊にもいっぱい刺されたけど、
おいしいお酒と北海道的BBQ、
そしてずいぶんと封印されてたタケダンスも見れたし、
(大輔の捨て身の芸はいらなかったけど・・・笑)
とてもとても思い出に残る1日となりました。

スキーカメラマンの亀さんに写真を、
そして『icon』で御馴染みケニヤさんには映像を撮っていただき、
できれば『愛婚』としてシリーズ化・・・ なんて冗談ですが、

とにかく、平日で、しかも急な決定にもかかわらず、
仕事帰りに駆けつけてくれたみなさん、
この日のために尽力、協力してくれた仲間、関係者の方々、
そして、両親に感謝します。

あまりに急で、ご報告、お呼びできなかった方々には、
この場を借りてご報告させていただきます。

ということで、これまで大変お世話になりました!
そして、これからもいろいろとよろしくお願いしますm(. .)m

2013.06.27
塚原 聡・美幸














photo by Norimichi Kameda, Lisa, Egsile!


追伸

寝袋持参のキャンプパーティーですが、
深夜の部は、周りの住民からクレームを受けつつも、
かなりアーティスティックな芸が繰り広げられました。
ここではお見せできないので、
希望者には個別にお見せいたしますね(笑)


2013/07/02

6.29-30 北海道的6月の遊び方!

 この時期にしか味わえない北海道の外遊びを一気に体験!!

まずは東大雪のニペソツ山へ


地味に長い道のりを歩き続けること数時間、


ど~ん、と現れたニペソツ山!
深田久弥が100名山を発表したあとに登って後悔したという
幻の100名山でございます


で、僕たちがなぜこの山に来たかというと・・・
標高が2013mなので、2013年に登っちゃおうという安易な考えなわけで(笑)


下山後は、ぬかびら源泉峡の湖畔でまったりキャンプ!


焚き火で飲む酒は美味いねぇ~ と思って横を見ると、
三日酔いのワタナベくんは早々ホーキンス博士状態に・・・(笑)


で、翌日は晴れ渡った湖畔でSUP体験


コギコギしたあとは、まだまだ雪いっぱの大雪山系へ
ん、滑り納め? それとも滑り初め??


腹が減っては戦が出来ないので、
十勝三股山荘でトカチ牛のランチを頂き、


赤岳のとある雪渓へ


ほんのちょっとのつもりでしたが、
なかなかよいザラメでございました!

ということで、2014冬シーズンスタートです!!(嘘です)


6.23 チセ時々神仙沼

お天気に恵まれた日曜日!
フルマークスな面々と山菜ジジババで賑わうニセコ連峰へ


はじめて登山の人もいたのでまずはのんびりチセヌプリ


で、あっという間にピークでパフォーマンス!


お次は下山しながら神秘の沼めぐり・・・ のハズが、


真剣な沼渡りとなり、


幻想的な沼めぐりとなりました!
楽しい1日をありがとう~

6.22 Cold SUP!

どんよりとしたお天気の中、初SUPのお二人


最初はぎこちなかったけど、徐々にウネリにもチャレンジ!

低体温気味な海水温もなんのその(笑)
奇声を発して楽しんでいました。。



6.21 救急な金のタマゴたち

毎年恒例、救命救急士を目指す学生たちと研修登山!


 アンビュランス仕様の学校の車で藻岩山へ

野外での怪我を想定して力をあわせてセルフレスキュー!!

みんな頑張れよ~

2013/06/21

6.18 神の居る山へ

幻想的な雰囲気をかもしだす神居尻の森


小粒でも急斜面が続いてピリリと辛い!


ガスもミストもなんのその
桃尻娘、神居尻制覇!

6.16 ゆらゆらと鵡川

日高の西を滔々と流れる鵡川


はじめて下った20年前と比べると
河川開発などによってダイブ変わってしまったけど、


それでも、まだまだ生きてる川でした。。
次は久しぶりに河原で焚き火キャンプしたいなぁ~