宮城でもっとも被害の大きかった石巻、女川の町は、すべてが津波で流され壊滅状態。瓦礫をよけてかろうじて車が通れるだけで、復興どころかまだまだ不明者捜しの段階です。奥尻もすごかったけどここはケタ違いでした。
家が流され、家族もまだ見つかっていないのに、物資を渡すとありがとうと言ってくれる彼らの笑顔に、かける言葉はありませんでした。『頑張って』なんてまだまだ先の話しのような気がします。たった数キロの違いで天国と地獄。テレビや報道ではわからなかった現実がありました。あんなに日本中のみんなが支援してくれてるのに、孤立している被災地ほどそれが伝わっていないことも。
ぼくらがやれることはほんとうに微々たることかもしれないけど、そんな小さな力でも、いまの彼らには必要なんだとひしひしと感じました。だから、これからもやれることは続けていこうと思います。現実を伝え、やれることを続けて行くことが、現場を知った者の責任だと思うから。
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