十勝平野のはじっこを流れる歴舟川は、日高山脈に源を発し、およそ60kmかけて太平洋に注ぐ、日本のカヌーイストたちには言わずと知れた清流です。今まで日本や海外のいろんな川を下ってきたけど、ここまで透明度が高い川は滅多にお目にかからない。もちろん、部分的にキレイな川はいくらでもあるけど、源流から海までジンクリアな流れが続き、適度な瀬と淵が交互に現れ、魚もいっぱいいて、河原には上質な焚き木がころがってて、しかも砂金も採れちゃう。ん~、なんてステキな川なんでしょう。なぜこんなにキレイなのかというと、それは人工物(護岸や砂防ダムなど)がほんとんどなく、自然の力だけで治水しているからなんですね。雨が降ったら深い森が水を蓄え、飽和状態になると鉄砲水的増水はするけど、広い河原やヤナギなどの河畔林が氾濫を防ぐ。そう、歴舟川は日本に残された数少ない『生きた川』なのです。手付かずの森が心臓となって、川が血管のごとく豊かな水を運び、平野や海といった体全体に循環させる。自然のサイクルを知るには海や山もいいけど、川遊びも重要なファクターのひとつ。ぜひ大人のみなさんも川ガキになって『生きた川』で遊んでみてくださいね!!
ということで、今回の川ガキたちは果たしてどんな川旅になったのでしょう??
積丹から移動して夜遅く河原に到着
まずはブルームーンの名残りで月見で一杯!
翌日。夏の終わりは渇水気味も、その代わり透明度は抜群!!
テンションUPで珠玉の清流に漕ぎ出した矢先・・・
いつものやらかしYおじさんがやってくれました。カヌーからバランスを崩して川に落ち、さっきまでみんなに自慢していた買ったばかりの高級デジカメを川に流してしまったらいしいのです。
Yおじさん、かなりテンパっていたので、みんなで必死の捜索開始!
こんな感じで水中を覗き、流れに負けそうになりながらも、うろたえるおじさんを勇気付け、さらに捜索範囲を広げ探し続けること30分。ついに発見!!
それはなんとカヌーの中でした・・・(笑) やってくれますねYジマさん!
さ、気を取り直してリスタート!!
水量がなくても程度に現れるチャラ瀬で遊びながら、
ついに我慢できずにスイミングタイム!
流れの中には、ニジマスや遡上し始めたカラフトマスもいっぱい!!
いっぱい泳いだ後は焚き火ランチタイム!
昼寝しながら至福のヒトトキ♪
たっぷり、のんびりレキフネ川
いつまでもこのままでいて欲しいものですね!
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